街には物が溢れ、私たちの暮らしの中にも、豊かさの象徴である品々が所狭しと存在しています。しかし、何故か豊かさの実感が薄れ、世の中全体が暗く、重い空気を纏ったかのようになっています。特にこの北海道は、公共投資の恩恵を授かり続けてきたために、自らが産業を興し、日本国内や海外に売り込んでいくことを放棄してしまっていたことによる、反動が大きく、世界経済が一段と厳しい状況下では、なすすべがない状態になっております。道外からやってくる有識者による講演では、北海道には豊かな自然と資源があるのに何故それを有効に活用しないのかと”もったいない”と声を揃えておっしゃいます。北海道の人々はもう充分わかってはいます。でもそれを具体的な形にしていくすべが分からないのです。
特定非営利活動法人 北海道デザインネットワークは2005年にデザインで北海道を元気にさせて行こうとNPO法人として誕生しました。デザイナーのみならず、経済界、教育界など幅広いメンバーが一堂に会し、従来の価値観ではなく、新しい価値観を持ったモノやコトなどを創りあげていこうと立ち上がりました。2005年から始まった札幌デザインウィークは、建築家、インテリア、プロダクト、ファッション、グラフィックなどのデザイナーの繋がりにより、新しい価値観の創造が生まれ、大きなムーブメントになろうとしています。デザイナー同士やデザイナーと経営者、学生と一緒にはじめるワークショップなどあらゆるネットワークにより、問題点や優位点などを可視化し発表していく場として札幌デザインウィークを開催していきます。